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人の体には常在菌がいっぱい!
人の体には、100兆を超える菌がいるという話は聞いたことがあると思います。
菌は、口の中から腸内まで様々なところに存在しています。これらの菌を常在菌と呼びます。
常在菌は、人の体から栄養を得て生きる代わりに、人にとって必要な成分を生み出したり、外から危険な菌が入ってきたときにこれを攻撃したりと、共生関係を築いています。
ですから、菌=ばい菌=殺した方がいい、のではなく、うまく菌とつきあっていくことが必要です。
一般的には、人の役に立つ菌を善玉菌、そうでないものを悪玉菌と分けたりします。
しかし、悪玉菌も善玉菌も常に存在しており、両者のバランスが崩れたときだけ悪さをするのです。
さて、本サイトは体臭防止についてお話ししていますが、実は肌にも常在菌は存在しています。その中でも悪玉菌として扱われがちなのが、ニキビの原因となるアクネ菌や水虫の原因となる白癬菌です。
両方とも常に肌に存在するのですが、バランスが崩れると増殖を始め、結果的にニキビや水虫に繋がります。ですが、バランスさえとれていれば、ニキビも水虫も、また肌トラブルも起こらないのです。
体臭の原因は悪玉菌!
肌には、皮脂膜という汗と皮脂でできた薄い膜が張っています。
皮脂膜の役割は、水分の蒸発を防ぎ、お肌の水分を一定に守ることや、外部からの刺激、紫外線などから肌を守る効果を担っています。
この皮脂膜に住むのが、皮膚常在菌です。その中でも善玉菌になるのが表皮ブドウ球菌、悪玉菌となるのが黄色ブドウ球菌や真菌です。
健康な人の肌には、表皮ブドウ球菌が多く住んでいます。彼らは皮脂膜を弱酸性に保ち、アルカリ性である悪玉菌の繁殖を抑えています。
ところが、彼らは弱い存在ですので、簡単に肌から剥がれてしまいます。例えばシャワーを浴びると8割、お風呂につかると9割がとれてしまうと言われます。善玉菌が再び繁殖し、皮脂膜を覆うようになるにはおよそ12~24時間が必要です。
つまり、お風呂に入った後、最低半日は善玉菌がお肌を守り切れていない状態です。
更に、アルカリ性の石鹸を使い、体をごしごしと擦り上げるなどすると、この状態は更に強くなります。
こうなると、悪玉菌の繁殖しやすい環境を自ら提供しているようなものです。
黄色ブドウ球菌や真菌などの悪玉菌は、増殖をするとイヤな臭いを発生させます。このため、臭いが気になり、お風呂に入りすぎるきれい好きなのに、逆に臭いを発生させるという悪循環にも繋がるのです。
体臭防止石鹸の健康的な使い方
とは言え、お風呂に入らない、シャワーを浴びないというのは現実的ではありません。
また、体臭の発生原因は悪玉菌だけではありませんし、汚れをお肌に残すことは悪玉菌の繁殖を助けることにもなります。
体臭防止石鹸には、悪玉菌の繁殖を妨げようと、様々な殺菌成分が入っています。
一見すると、悪玉菌を殺せていいように思いますが、悪玉菌だけに効くわけではありません。当然善玉菌も殺菌されてしまいます。
これにより、肌は健康とは言えない状態となり、悪玉菌の侵入や繁殖を防ぐことができません。
では、どのようにすればいいのでしょうか。
基本的には、体臭は体のバランスが崩れた状態の時に発生します。つまり、健康な状態であれば体臭は発生しません。
ですから、最終的には何もしなくても臭いが気にならない健康な状態を目指します。
最初は、体臭が気になって石鹸を購入すると思いますので、汚れの溜まりやすい腋や耳の裏、足の裏、股間などを石鹸で洗いましょう。
その際、ごしごしと洗うのではなく、石鹸の泡を乗せていくというイメージで洗うことが大切です。
その後は、お酒を飲まない休肝日のように、お肌を休ませる休肌日を意識的に作り、シャワーを浴びる程度で済ませましょう。
体臭防止石鹸はあくまで対処法であり、予防法ではありません。
肌のバランスを崩すほど使いすぎれば、別の悪臭原因を生み出すことがあると意識して、バランス良く使っていくこと。なんにせよやり過ぎは毒になる。これを覚えておくことが体臭防止石鹸の使い方の基本です。